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Muchonovski always get it wrong

なにが なんとも。どれが どうでも。

ニホンウナギがどれぐらい終わっているのかについての図

今日のニュースで2013年のシラスウナギ稚魚の漁獲量が昨年比で42%、過去最低の5.6tという報道がされて話題になってるけど、これどれぐらいヤバいかわかりますか。過去資料と比較してみないと、いまいちピンとこないよね。つくりました。国の資料の抜粋です。

 

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見ての通りで特に付け加えることもないのですが、ピーク時には250t近く獲れたものが5tになった状況で、まだ漁業規制が敷かれてないというのがすごい。この状況に関する、水産資源管理研究者の勝川氏の言。

ウナギをどう看取るか? - 勝川俊雄 公式サイト

結論からいうと、ウナギは、もう詰んでいる。(略)日中台が協力して、これから禁漁したとしても資源が回復するかは微妙な情勢ではあるが、禁漁に近い措置を獲れる可能性はほぼ無い。

10年前なら、ニホンウナギを持続的に利用するという選択肢はあったかもしれないが、もうそういう段階ではない。「ニホンウナギの最後をどう看取るか」という段階である。今、我々がやるべきこと(できること)は、ウナギを反面教師にして、第二・第三のウナギを無くすことだ。水産物を持続的に消費するシステムを確立して、将来の水産物の消滅を食い止めることが重要である。

すでにおくやみモード…。

この件、日本人が悔恨して終われば済むという話ではないんだね。自分も知らなかったんですが、かつて日本の鰻養殖業界が養殖のためにヨーロッパウナギの稚魚を輸入しまくった結果、あちらのウナギが先に絶滅寸前の状態になり、2007年から厳しい漁獲規制を敷いているけど資源回復の見込みが立たないとのこと。

その結果、バスク地方の伝統料理"Angulas a la Vasca"(うなぎ白子のガーリックオイル煮)は、今ではすり身の模造食品---カニカマのシラスウナギ版---で作るんだそうで。こんなん。

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われわれはすでに他の国の食文化を破壊してまで「本物」を貪りつづけてきたのかー、ということを今更知って、どんより。